介護施設や高齢者向けの住まいには、さまざまな種類があります。そこでこちらのページでは、サ高住とグループホームの違いについて紹介しています。それぞれの特徴やメリットなどについてまとめていますので、参考にしてみてください。
「サ高住」とは、高齢者向けの住まいを提供するための住宅で、「一般型」と「介護型」の2種類があります。「一般型」は60歳以上の高齢者が対象となっており、「介護型」は65歳以上の高齢者が対象となります。
また、「グループホーム」は認知症の診断を受けた方が、援助を受けながら少人数で共同生活を送るための施設であり、ユニットケアを導入している点が特徴となっています。
| グループホーム | サ高住(一般型) | サ高住(介護型) | |
|---|---|---|---|
| 対象者 | 要支援2以上で 認知症の診断を受けた方 |
60歳以上の高齢者 | 65歳以上の高齢者 |
| 認知症対応 | 専門として提供 | 施設によるが重度 になると対応不可 |
対応可能な場合も多い |
| 主なサービス | ユニットケア 日常生活の支援 共同生活の支援 |
安否確認 生活相談 |
日常生活の支援 24時間の介護 |
| 費用 | 初期費用+月々の費用 | 敷金+月々の費用 | 敷金+月々の費用 |
引用元:スマートシニア(https://smart-senior.net/media-article-detail/167)
サ高住の「一般型」の場合は、「60歳以上の方」が入居対象となっています。ただし、要介護認定を受けている方の場合は、60歳未満でも入居が可能な場合もあります。さらに、一般型の場合は「自立」の方でも入居できます。 ただし、一般型の場合には認知症と診断された方の受け入れは基本的に行っていません。
サ高住の「介護型」では、基本的には「要介護1以上」が入居の条件となっています。さらに、「介護型」であることから、介護度が高い方でも入居が可能となっており、要介護5の方も入居ができます。また、認知症の方の場合も基本的には受け入れを行っていますが、重度の認知症の場合には入居が難しいこともあります。
グループホームは、認知症専門の施設であることから、「65歳以上の要支援2以上」「認知症の診断を受けた」という入居条件があります。また、集団生活を過ごすことに支障がない、という条件もあります。
さらに、グループホームは介護保険制度上で「地域密着型サービス」に分類されるものです。そのため、施設と同じ市区町村に住民票がある人、という条件もあります。
一般型のサ高住の場合は、要介護認定を受けていなくても、年齢が60歳以上であれば入居してさまざまなサービスを利用できます。例えば安否確認や生活相談などのサービスを利用しながら、自宅に近い環境で自由に生活ができる点がメリットとして挙げられます。また、費用も家賃と管理費などで済むため出費が抑えられる点もメリットです。
介護型のサ高住は、ケアマネージャーや介護職員が常駐しており、24時間体制で介護サービスを提供する中で生活ができる点がメリットといえます。さらにサービス利用料が定額となっていることから、費用の見通しが立てやすいという面もメリットのひとつです。また、施設によっては看取り介護まで対応してもらえるところもあります。
グループホームは認知症の方専門の施設です。そのため、認知症の方が手厚いケアを受けられる点が非常に大きなメリットといえるでしょう。認知症に関する知識や接し方といった技術を持った専門スタッフによりサポートが提供されています。
また、入居者全員に対して個室が用意されていますので、プライバシーの確保がしやすいという面もあります。
Point
入居後の住み替えを予定していない限り、長く住み続けられる介護型を選ぶのが良いでしょう。
加えて、健康状態の変化による退去や万が一を防ぐために、①介護施設併設で要介護5まで受け入れ可、②24時間駆け付け体制ありも必須条件に含みましょう。
次は親にとって暮らしやすい施設を選んであげましょう。
サ高住の特徴はさまざまなので、利用料やサービス内容、医療体制といったその他の条件については、親の現在の状態によって優先度が変わります。

早くに住み始める=比較的長く住むことになるため、要介護度が上がるにつれて必要なサービスを付けていくのがお得。
食事や介護などのサービスがオプションとなっていて、賃料・共益費と基本サービス費(安否確認・生活相談)のみで住めるサ高住を選ぶのがおすすめです。
介護度が上がるにつれ、身体の自由が利かなくなってくるもの。介護を受けながら生き生きと暮らすには、施設がいかに楽しみを提供してくれるかが大切です。
日々の楽しみにつながるさまざまなサービスや設備が用意されているサ高住を選びましょう。
この場合介護付き有料老人ホームも選択肢に入りますが、こちらはサ高住より居室が狭く、生活も管理されることになります。
看取りまで対応のサ高住なら、必要なケアを受けつつ、比較的マイペースに過ごさせてあげることができます。